手動グリースガンと電動グリースガンの違い

現在、現場で広く利用されているグリースガンは手動式です。しかし、大きな手間と多くの時間がかかることから、近年、自動給油機である電動グリースガンの採用を検討する企業も少なくありません。ではいったい、両者にはどのような違いがあるのでしょう? このページでは、電動グリースガンや充電式グリースガンなどを扱う「株式会社ニューシステムテクノロジー」が、“コスト”という観点から手動グリースガンと電動グリースガンの比較を行います。

  • 手動グリースガンと電動グリースガンの違い
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手動グリースガンとはその名の通り、手動でグリースアップを行うグリースガンのことです。レバーを手で往復させることにより、グリースの注油を行います。一方、電動式とは、このレバーの動きを電動にした、いわば自動給油機です。給脂作業がボタンプッシュだけで完了するのが大きな特徴です。

コスト比較

購入費用
手動グリースガン 電動グリースガン
安価 高価

手動グリースガンの最大のメリットは購入費用の安さです。ホームセンターなどに足を運べば、数千円で購入できます。
一方、電動グリースガンは高性能であるためある程度の初期費用がかかります。

ランニングコスト
手動グリースガン 電動グリースガン
1~2カ月程度 年単位で使用可能

使用頻度や圧力にもよりますが、手動グリースガンはおおよそ1~2カ月程度で故障するケースが多いようです。そのため、1年で6~12回程度の買い替えが必要であり、その費用と手間を考慮しなくてはなりません。
一方、電動グリースガンは構造が丈夫で、年単位での使用が可能な耐久性を持っています。

作業コスト
手動グリースガン 電動グリースガン
手間や力が必要 容易

手動式グリースガンは、グリースアップの際に先端を抑えながらレバーを手で往復させなくてはなりません。また、グリースを注入するためにはスピードも求められるので、作業に体力が必要です。特に冬場はグリースが冷えて固まり、注入しにくいケースも多いです。その他、作業がしにくい場所の場合、中腰になりながら先端を抑えレバーを往復させるのは肉体的な負担・疲労が大きくなります。

一方、電動グリースガンの場合はプッシュのみで作業が完了するため、手間や時間が大幅に軽減されます。作業箇所が多数に及ぶ場合も、効率的にグリースアップが可能。手も汚れないため、作業後の後処理なども迅速に済ませられます。

手動グリースガン 電動グリースガン
約8分 約4分

上記のように、単純な作業時間だけを比較しても電動グリースガンには大きなメリットがあります。これに疲労面などを加えると、作業全体で1/4の効率化が図れるでしょう。

トータルコストで考えた時には電動グリースガンがオススメ

  手動グリースガン 電動グリースガン
購入費用
ランニングコスト
作業コスト ×

こうして比較すると、手動グリースガンは導入コストこそ低いものの、使い勝手や買い替えの費用を考えた時に不安材料が残ります。特に作業コストを考えると、効率化がそこまで期待できなければ、生産性アップも難しいでしょう。

一方、電動グリースガンは購入費用が高くても、その後年単位で使用ができ、作業の軽減と効率化が実現できます。長い目で見て総合的に判断をすると、電動グリースガンのほうが多くのメリットを持っていると言えるでしょう。

PICK UP!エアー式のグリースガンの弱点

エアー式のグリースガンは、空気圧を利用して給脂を行うグリースガンです。電動式同様、プッシュのみで作業が完了するというメリットを持っています。しかし、使用するためには構造上、エアーホースへの接続が必須となります。そのため、グリースアップする対象の機械をエアー式グリースガンの近くへ運ぶ、もしくはエアーホースを延長させる手間が発生します。それだけでなく、手が届きにくい狭い箇所での作業では、エアーホースが作業の邪魔になる可能性も。電動グリースガンであれば、場所や環境を選ばずに快適な作業が可能です。

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